外食特定技能 現地進出と帰国後の雇用を見据えた外食大手の動き活発化【モス、コメダ】

モス、ベトナムの大学と提携 4年で特定技能350人採用【日本経済新聞】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50976330V11C19A0TJ1000/

コメダ、ミャンマーで店員育成 人手不足の日本に派遣【日本経済新聞】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50973300V11C19A0L91000/

■登録支援機関.comコメント■
特定技能の外食は、技能実習からの移行が殆どない分野です。
このため、受入れには試験合格が必須となり、試験スケジュールに左右されているのが現状です。
これまで国内試験は3回実施され、4回目の試験が11月に行われます(申込み受付終了)。
海外試験は11月からフィリピンで開始され、他国でも順次実施されていく見通しです。
<試験実施機関:外国人食品産業技能評価機構>
https://otaff.or.jp/
一方、外食大手各社が外国人材確保の動きを活発化させています。
今日取り上げた2記事で注目すべきは、モスもコメダも現地進出と帰国後の雇用を見据えていることです。
特定技能1号は最長5年間の在留に限られています。
このため「5年間の使い捨て」という批判がありますし、外国人にとっても受入れ企業にとっても懸念点になっています。
しかし、5年後に現地での雇用の可能性が拓けるとすれば、外国人にとってはキャリアプランを描きやすく、受入れ企業としては教育コストが二重に掛からずに済みます。
特定技能1号終了後の「出口」として、日本企業現地進出先での雇用が進みそうです。